ボワソン、アンドレーヴァを破り準決勝進出

ボワソンは全仏オープンの準々決勝でアンドレーヴァと対戦した。

試合開始当初はアンドレーヴァのバックハンドとドロップショットの質に苦しめられたボワソンだったが、徐々に試合の流れを掴み5-4とリード。ロシア選手のサービスゲームで3つのセットポイントを奪った。しかしアンドレーヴァは堅守でゲームを守り、タイブレークに持ち込んだ。接戦となったこの重要なセットで、ボワソンはついにフィリップ・シャトリエ・コートの歓声に包まれながらセットを奪取（8-6）。

第2セットではアンドレーヴァが3-0とリードを奪ったが、世界ランク361位のボワソンが再び試合に食い込み優位に立った。ロシア選手はフラストレーションのサインを頻繁に見せ、自身のサポート陣の一人にコートから退場するようジェスチャーする場面も。神経戦の末、アンドレーヴァは9度目のダブルフォルトでサービスゲームを失い、ボワソンは2時間8分の死闘の末、歴史的な準決勝進出（7-6, 6-3）を決めた。

22歳のフランス人選手は初のグランドスラム大会で、ワイルドカードの権利を活かしオートゥイユの地で準決勝進出という驚異的な成績を達成。次戦では世界ランク2位で2022年大会準優勝者のゴフと対戦する。