「ラスベガスで楽しい時間を過ごした」ブブリクが逆境を乗り越えた秘話を明かす
予想に反して、アレクサンダー・ブブリクは全仏オープンのベスト16に進出した。
世界ランク62位まで落ちていたカザフスタン選手は、ジェームズ・ダックワース、アレックス・デミナール、エンリケ・ロシャを次々と破り、2週目に進出。苦手としているクレーコートでこの結果を残した。
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記者会見でブブリクは、パリに新しい心境で臨んでいたことを認めた:
「2024年ウィンブルドン後に17位まで上がった時、あの時点に戻れるなら数週間休みを取っていただろう。あのレベルに達した時、多くのものを犠牲にし始め、自分に過度なプレッシャーをかけていた」
「トップ50から転落したのは、悪い行いやそういった類いのものではなかった。結果が出ないままバーンアウトしつつあった」
「『もっと練習すれば、もっと良いフォアハンドが打てれば、結果はついてくる』と思っていたが、何も変わらず『なぜこんなに犠牲を払っているのか?』と自問するようになった」
「コーチがインディアンウェルズとフェニックスの大会の間にラスベガスに行くよう勧めてくれた。『このままではウィンブルドンの出場も危うい』と言われた。そこでパーティーを楽しみ、二日酔いにもなった」
「素晴らしい3日間を過ごした。フェニックスの試合の3時間前に到着し、自分は役立たずで試合に勝てないだろうと思っていた」
全仏オープン
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