「今の自分とは程遠いレベルだった」フリッツ、ジョコビッチ戦0勝10敗を振り返る

フリッツはマハッチ戦（6-4, 6-3, 6-3）に勝利し、全米オープンで再び準々決勝に進出した。大会4度の優勝者ジョコビッチとの対戦を控え、その重責を自覚している。

昨年の準優勝者は報道陣の質問に答え、セルビアの選手との過去の対戦を振り返った。直接対戦で0勝10敗と苦しむ世界ランク5位の選手は、この連敗を断ち切ることを切望している：

「頭の中では、5年前にノバクに負けた試合のことは考えていません。あの頃は今の自分とは程遠いレベルでした。覚えているのは、ATPファイナルズで対戦したときのことです。

最近の対戦ではチャンスがあったことは分かっています。ただ、重要な局面でそれを活かせなかった。でもそれが最高の選手のすることです。彼らはそんな場面で簡単に勝利を譲ったりしません。」

セルビアの選手が多くの観察者にとって攻略可能に見える中でも、フリッツは警戒を緩めない。特に元世界ランク1位の選手がグランドスラムで3大会連続ベスト4進出を果たしているからだ：

「ノバクのオーラが消えたとは全く思いません。何があろうと、彼は常にそこにいて、ほぼすべてのテニス記録を保持しています。

変わったのは、成長して彼を倒せる選手が現れたことです。でもグランドスラムになると、彼のレベルは相変わらずだと思います。」