「多くの良いことを学べた」とタビュール、メッツ準々決勝敗退後に語る

クレマン・タビュールのメッツでの好走も準々決勝で幕を閉じた。予選を勝ち上がったモーゼル地区最後のフランス人選手は、ビタリ・サチコに3セットで敗れたが、それでも充実した1週間を振り返っている。

タビュールはATPツアー初の準決勝進出にあと一歩まで迫っていた。予選最終ラウンドでビタリ・サチコを破ったフランス人選手は、この同じウクライナ人選手に（6-4, 3-6, 6-4）で敗退した。

アレクサンダル・コバチェビッチ（6-3, 6-2）とアレクサンダー・ブロックス（6-7, 7-6, 7-6）を破った世界ランク243位の選手はサチコに敗れたものの、メッツでの最後のトーナメントを通じて成し遂げた数々の成果は色あせない。

「最初のゲームではかなり緊張しました。それが試合開始の助けにならなかったのは確かです。でも結局は1ゲームだけのことでしたから、以前の経験から学んだ証拠です。

それでも、（最初の4試合を戦った）1番コートと同じ感覚は得られなかったので、自分が望むプレーをしっかり確立できませんでした。そこには少し失望がありますが、相手は自分の試合をし、私はその日の持ち味で戦ったと思います。そこは評価したい。

多くの良いことを学べました、はい。こんな結果を予想していなかったので、自分自身に驚いています。これを自信に変え、ここを土台にしなければなりません。

今はこれを年間通じてできると自分を説得する必要があります。良い準備をし、1月にオーストラリアで始めるのが待ち遠しいです」と、タビュールはチームへの敗退後に確信を込めて語った。