大坂なおみ、苦戦の末にスタロドゥブツェワを逆転で破りマイアミ1回戦突破
WTA1000マイアミ大会の1回戦が続く。初日の試合では、ヴァルヴァラ・グラチェヴァがアリシア・パークスに敗れ、早くも初戦で姿を消した。グラチェヴァは第2セットでマッチポイントを握りながらも逆転負けを喫した(3-6, 7-6, 6-3)。
その後、大坂なおみがユリヤ・スタロドゥブツェワと対戦した。4度のグランドスラム優勝を誇る日本人選手は、最高の状態を取り戻すことを目指している。そのために、彼女はここ数ヶ月、パトリック・ムラトーグルをコーチに迎え、その目標達成を支援してもらっている。
シーズン初めのオークランドで決勝に進出した後、元世界ランク1位の大坂は、特に腹部の怪我が原因で、その後は苦戦を強いられていた。フロリダでの初戦は、予選を勝ち上がったウクライナの選手との対戦で、2025年のメイン大会ではまだ勝利を挙げていない相手だった。
しかし、大坂は試合開始時に苦戦を強いられた。サーブに不安を抱え、日本人選手は出だしから苦しい展開となった。一方、スタロドゥブツェワは失うものがない状態で、自由にプレーすることができた。試合の最初の5ゲームを連取した世界ランク108位の選手は、大坂に1度ブレイクを許したものの、そのリードは大きすぎて大坂が逆転するには至らなかった。
第2セットも同じような展開で、スタロドゥブツェワは動じることなく相手のサービスを奪い、4-2とリードを広げた。その時、大坂が目を覚ました。ラリーでより正確になり、ウクライナの選手を苦しめるために足を動かし、フォアハンドでより正確にプレーした。
徐々に、力関係は当然のように逆転した。昨年の北京大会で準々決勝に進出したスタロドゥブツェワは最終セットで粘りを見せ、大坂のサービスゲームで3-1の時に2つのブレイクポイントを、そして5-4の時にもう1つのブレイクポイントを獲得したが、結局は大坂が勝利を収めた(3-6, 6-4, 6-3、試合時間2時間30分)。これにより、大坂は2回戦に進出し、リュドミラ・サムソノワとの対戦が決定した。
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