女子シングルスで18番目のシード選手が敗退、キーズがジーゲムントに敗れる――ウィンブルドンで新たな波乱
Le 04/07/2025 à 14h32
par Adrien Guyot

2025年ウィンブルドン選手権はまさに波乱の連続だ。女子シングルスでは3回戦開始前にすでに17人のシード選手が敗退し、そのうちトップ10選手は5人に上った。
この大番狂わせを生き延びた数少ないトップ選手の一人がマディソン・キーズだった。今季初めの全豪オープン優勝者のアメリカ人選手は、エレナ=ガブリエラ・ルセ(6-7, 7-5, 7-5)とオルガ・ダニロビッチ(6-4, 6-2)を破って4回戦進出を果たしていた。
4回戦でキーズが対戦したのはローラ・ジーゲムント。世界ランク104位の37歳ドイツ人選手は、ペイトン・スターンズ(6-4, 6-2)とレイラ・フェルナンデス(6-2, 6-3)を連破する好調ぶりを見せていた。
計7回のブレイクが発生した接戦(1時間32分の試合)で、下馬評を覆したジーゲムントが6-3, 6-3で勝利。ロンドン大会で2度ベスト4に入った実力派のキーズを撃破する大番狂わせを演じた。
ジーゲムントはキャリア初のウィンブルドン4回戦進出を果たし、女子シングルスではまたしても大きなサプライズとなった。世界8位のキーズは、ゴフ、ペグラ、パオリーニ、鄭、バドサに続いて敗退した6人目のトップ10選手となった。
これで女子シングルスでは18人のシード選手が敗退し、世界ランク1位のアリーナ・サバレンカの優勝への道がさらに開けた。またこの日は、エリーズ・メルテンス(24位)とエリーナ・スビトリナ(14位)の4回戦が組まれており、少なくとも1人のシード選手がさらに敗退することが確定している。
一方、2週目への進出を決めたジーゲムントは、クリスティーナ・ブクサを7-5, 1-6, 6-1で破ったラッキールーザーのソラナ・シエラと準々決勝進出をかけて対戦する。