「少なくともあと2シーズンはトップレベルで戦える」チリッチ、トップ100復帰とキャリア終焉を語る
マリン・チリッチが、デビスカップのクロアチア代表チームのエースとして注目を集める。2025年大会のファイナル8進出をかけて今週末オシエクでフランスと対戦する同選手は、元世界ランク3位で2014年全米オープン優勝者であるが、2023年シーズンは右膝の負傷により複数回の手術を必要とし、ほとんど試合に出場できなかった。
2年前にはわずか2試合のみの出場に留まり、その後徐々にツアーに復帰。昨年はATP250杭州大会で優勝し、当時世界ランク777位というATPタイトル獲得史上最低ランクの選手となった。現在世界ランク60位のチリッチは、最高レベルへの復帰とスポーツキャリアの終わりについて語った。
「ウィンブルドンの後は休息が必要だった。シーズン中にすでに35試合ほどこなしていたからね。今は調子が良く、シーズン終盤に向けてフレッシュな状態だ。シーズン初期の数ヶ月は厳しかった。トップ100から外れ、チャレンジャー大会に出なければならず、全仏オープンとウィンブルドンに出場できるランキングを取り戻す必要があった。
それはプレッシャーになる。想像以上に多くの試合を戦わなければならなかった。5年前とのスケジュールの違いは、練習週の中で1日オフを取るようになったことだ。以前は半日だった。
自分に目標を設定するんだ。例えばトップ50に戻って大きなトーナメントに出場し、優勝する夢を持ち、そのための段階を確認する。それは基本的な考え方だ。出たい大会でワイルドカードはもらえなかった。
それには少し驚いたね。キャリアを通じて、主催者に対して極めてフェアプレーだったと自負しているから。だからチャレンジャーでプレーする必要があり、それには全く問題なかった。むしろ、あの雰囲気、若い選手たちとの対戦、彼らのエネルギーを感じることができて、良い経験だった。
キャリアのこの段階では、外部の期待や他人の考えを気にすることはない。大切なのは自分自身の期待だけだ。最善を尽くし、可能な限りプロフェッショナルであり続ける。
できることの100%を出す。もし負ければ、それまでだ。次の週に進み、プロセスを楽しみ続ける。少なくともあと2シーズンはトップレベルで戦えると思う」と、36歳のクロアチア人はL’Équipe紙に語った。
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