3つのマッチポイントを救い、WTA1000初の決勝進出:北京でノスコバがペグラを接戦の末に下す

リンダ・ノスコバはジェシカ・ペグラとの激しい準決勝を制し、アマンダ・アニシモワとの決勝進出を果たした。北京での決勝戦は予断を許さない展開が予想される。
北京WTA1000でアマンダ・アニシモワと決勝を争うのは誰か?世界ランク4位のペグラはゴフ戦(6-1、6-2、58分)で圧倒的な強さを見せつけていたが、決勝の相手が誰になるかを待っていた。
候補はジェシカ・ペグラかリンダ・ノスコバのいずれか。両選手は今シーズン3度目の対戦となった。これまでアメリカ人選手とチェコ人選手の対戦成績は1勝1敗の五分だった。
20歳のチェコ代表ノスコバは、キャリア初のWTA1000準決勝という大舞台に臆することなく臨んだ。第1セット中盤にブレークを奪うと、そのリードを守り切り、36分で先制することに成功した。
しかしペグラは反撃の素早を見せた。ワンサイドとなった第2セットを楽に奪い返し、31歳のベテランはあっさりとセットカウントを1-1に戻した。
流動的な展開となったこの試合は、第3セット開始早々に緊迫したものとなった。というのも、このセットは4回連続のブレークで幕を開けたからだ。
この不安定な局面を過ぎると、両選手は再び自分のサービスゲームで支配力を発揮した。5-5の状況で世界ランク7位のペグラは見事なリターンゲームを見せ、マッチをかけたサービスゲームを迎えるチャンスを掴んだ。
しかし3つのマッチポイントを握りながらも、ペグラは決め手を欠いた。メンタルの強さを見せたWTAランク27位のノスコバは息もつかせぬタイブレークに持ち込み、逆転した。
最終的にノスコバは2度目のチャンスで試合を決め、3つのマッチポイントを救いながらキャリア初のWTA1000決勝進出を果たした(6-3、1-6、7-6、2時間28分)。
タイトルをかけて日曜日に行われる決勝では、アマンダ・アニシモワと対戦する。今夏のウィンブルドンでの直前の対戦はアニシモワが勝利している(6-2、5-7、6-4)。ただし、ハードコートでの唯一の対戦は2年前のインディアンウェルズでノスコバが勝利(7-6、6-3)している。