アルカラス、全米オープンで第1セットを制し無敗継続
全米オープン男子シングルス決勝は、王者ヤニック・シナーとカルロス・アルカラスの対戦が30分遅れで開始されたものの、アーサー・アッシュ・スタジアムで激しい戦いが繰り広げられている。
2022年大会優勝者のスペイン人選手アルカラスは、第1セットで圧巻のパフォーマンスを披露。サービスゲームで失ったポイントはわずか3、37分間のプレイでウィナーを11本決め、直接ミスは2つだけに留めた。
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アルカラスは第1セットを6-2で奪取。このトーナメント2度目の優勝まで、残りあと2セットと迫った。ちなみに、世界ランク2位のアルカラスは、全米オープンで第1セットを取った試合では21戦無敗という驚異的な記録を保持している。
2021年は準々決勝でアジェ・アリアシムに敗れ(6-3, 3-1 途中棄権)、2年後の準決勝ではメドベージェフに(7-6, 6-1, 3-6, 6-3)、昨年は2回戦でファン・デ・ザンドスフルップに3セットストレート(6-1, 7-5, 6-4)で敗退している。
ただしアルカラスには注意点もある。過去3回のグランドスラムにおけるアルカラス対シナーの対戦では、第1セットを取った選手が最終的に敗れている(全仏オープン2024、全仏オープン2025、ウィンブルドン2025)。
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