アルカラズ、シンシナティ・マスターズ1000でシナーと決勝進出
ジャニック・シナーがテレンス・アトマンを破って決勝進出を決めた後、アレクサンダー・ズベレフとカルロス・アルカラズによるシンシナティ・マスターズ1000の2回目の準決勝が行われた。
ドイツのズベレフはスペインのアルカラズとの直接対決で6勝5敗とリードしていたが、前日のベン・シェルトン戦勝利後に体調不良を訴えていた。実際、試合前には背中の痛みで練習を切り上げざるを得なかった。
明らかに100%の状態ではないズベレフは、第2セットではほとんど動けなくなりながらも棄権を拒否。第2セット開始時点でブレークリードを持っていたアルカラズは、1ゲームで4つのダブルフォルトを犯し、世界ランク3位のズベレフにブレークバックを許した。
しかし結局、戦いは既に決しており、身体的に明らかに苦しんでいたズベレフが数分間コートを離れることを余儀なくされる中、アルカラズが最後の4ゲームを連取した。
アルカラズは結局6-4、6-3で1時間36分の試合を制し、2年前にノバク・ジョコビッチに敗れた決勝以来、シンシナティでの2度目の決勝進出を果たした。8度目のマスターズ1000優勝を目指す彼は、今年4度目となるイタリアのライバルとの対戦に臨むことになる。
これは北京2024、ローマ2025、全仏オープン2025(アルカラズ勝利)、ウィンブルドン2025(シナー勝利)に続く、決勝での5度目の連続対決となる。
さらにアルカラズは、マイアミでのデビッド・ゴファン戦で初戦敗退して以来、ATPツアーで7大会連続(モンテカルロ、バルセロナ、ローマ、全仏オープン、クイーンズ、ウィンブルドン、そして今回のシンシナティ)の決勝進出を果たした。
アルカラズとシナーはこれで14回目の対戦(現在8勝5敗でアルカラズがリード)となり、現在世界最高の2人の選手であることを改めて証明することになる。
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