エラは次のステップへ準備万端:「本当の仕事は今から始まる」
今回のWTA1000マイアミ大会における真の驚異は、アレクサンドラ・エラという名の19歳フィリピン人選手だった。主催者からワイルドカードを授与されたこの若き天才は、ジェレナ・オスタペンコ、マディソン・キーズ、イガ・シフィオンテクという3人のグランドスラム優勝者を撃破するという輝かしい戦績でそのチャンスを最大限に生かした。
その後、彼女の快進撃は準決勝で幕を閉じた。マイアミのセンターコートで繰り広げられた激闘の末、ジェシカ・ペグラに3セットの末敗れ去ったのである。
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インスタグラムでエラは、この素晴らしい大会を締めくくるメッセージを投稿。今週月曜日には自身初のWTAランキングトップ100入りを果たすことになり、キャリアにおける重要なマイルストーンを刻むことになった。
「今年のマイアミ大会は言葉を失うほどで、特に誇りと感謝の気持ちでいっぱいです。困難な局面を乗り越え、プロテニス界でも指折りのビッグトーナメントでフィリピンの存在感を示せたことを誇りに思います」
「さらに、大会を通じて感じた皆さんからの温かい応援に心から感謝しています。これからも浮き沈みがあるかもしれませんが、変わらぬサポートを送り続けてくださるようお願いします」
「この2週間で多くの扉が開かれたことは認識していますが、それと同時に新たな課題も生まれました。本当の仕事は今から始まるのです」と彼女はソーシャルメディアにここ数時間で綴っている。
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