ゾイネップ・ソンメズがウィンブルドンでトルコテニス史に刻む快挙

2025年ウィンブルドン選手権の感動ストーリーの主役が、ゾイネップ・ソンメズだ。世界ランク88位の23歳選手は、ロンドンでのグランドスラム大会で初めて2連勝を達成した。

ジャクリーン・クリスティアン（7-6、6-3）との1回戦を制した後、このトルコ選手は王欣瑜（7-5、7-5）を破る好プレーを見せた。相手は世界32位で、ここ数週間のWTA500ベルリン大会では準優勝していた。

今シーズンは全豪オープンでタリア・ギブソンに、全仏オープンではエリーナ・スビトリナに初戦敗退していたソンメズだが、今大会ではルーマニア選手、中国選手を連破。グランドスラム初勝利を記録するとともに、トルコテニス史にさらに深く名を刻んだ。

実際、ソンメズはオープン化時代において、男女通じてトルコ人選手として初めてグランドスラム3回戦進出を果たした。マッチポイント後のインタビューでは（下記動画参照）、彼女は感動を隠せない様子だった。

イスタンブール出身のソンメズは、エカテリーナ・アレクサンドロワかスザン・ラメンスとの対戦で2週目進出をかける。波乱続きの今大会、彼女のウィンブルドンでのさらなる飛躍に期待がかかる。