チリッチがウィンブルドンでドレイパーを下し番狂わせ

世界ランク4位のジャック・ドレイパーが、ウィンブルドン選手権2回戦でベテランのマリン・チリッチ（6-4、6-3、1-6、6-4）に敗れ、早くも敗退した。

英国勢のトップ選手であり、優勝候補の一角と目されていたドレイパーは、1回戦でセバスチャン・バエズの棄権により楽に突破していた。2017年の元準優勝者で芝コートで3度のトーナメント優勝経験を持つチリッチとの対戦は、クロアチア選手の高齢にも関わらず、罠になる可能性があると認識していた。

トップ100に復帰し、2021年以来初めてウィンブルドンに戻ってきたチリッチは、53本のウィナー、34の直接ミス、16エース、1stサーブ後の得点率78％という素晴らしいパフォーマンスを発揮。4セットの末、2014年全米オープン優勝者は今シーズン2度目のトップ10選手に対する勝利を手にした。

36歳のチリッチは徐々に世界ランクを74位まで回復させており、次戦でハウメ・ムナールと対戦し、トーナメントのベスト16入りをかけて争う。