「バイバイ」、ツベレフがポピリン戦勝利後に観客に向けた仕草

ツベレフはトロント大会の準々決勝で前回王者ポピリンを破った。1セットを先取されたが、ドイツ人選手はオーストラリア選手を逆転し、3セット（6-7、6-4、6-3）で勝利を収めた。

試合が白熱する中、世界ランク3位の選手がマッチポイントを迎えた際に事件が発生した。実際、第3セット5-4、30-15でサービスを始めようとした28歳の選手に対し、1人の観客が長い間挑発行為を行ったのである。

この状況に苛立った当の本人は、マッチポイントを決めた後にはっきりと態度を示した。勝利後、ツベレフはその観客の方に向き直り、「バイバイ」と言葉を投げかけ、手で仕草を見せた。

ドイツ人選手が観客に向かって怒りを露わにするのは今回が初めてではない。今年のブエノスアイレス大会では、グランドスラムで3度準優勝経験のあるこの選手が「彼らはマナーを知らない」とアルゼンチンの観客を強く非難していたことを思い出される。