メルテンス、11マッチポイントを救いアレクサンドロワを逆転撃破 スヘルトーヘンボスで狂乱の準決勝
Le 14/06/2025 à 12h05
par Adrien Guyot

WTA250スヘルトーヘンボス大会の準決勝が土曜日に開催された。初試合はエリーゼ・メルテンス対エカテリーナ・アレクサンドロワの対戦。
世界ランク25位のベルギー人選手は、WTA19位のロシア人選手と魅力的なマッチアップを展開。両者はメインツアーで4度対戦(アレクサンドロワ3勝1敗)しており、2月のドーハ大会ではチェリャビンスク出身のアレクサンドロワが勝利していた。
しかし芝生コートでは状況が一変。粘り強さとラリーの堅さで知られる両選手は、波乱に富んだ見応えある試合を展開。好調なスタートを切ったアレクサンドロワが最初のセットを奪取すると、第二セットから激闘が始まった。
ロシア人選手が6-2、5-3とリードし圧勝目前に見えたが、メルテンスは戦士モードに突入。4-5の次のサービスゲームで5つのマッチポイントを跳ね返した。
再びマッチ終了目前に追い込まれたメルテンスは、5-6でさらに5つのマッチポイントを凌ぎ、タイブレークに突入。アレクサンドロワは自身のサービスで11個目のマッチポイントを迎えた。
しかしメルテンスは精神力で崩れず、タイブレークを9-7で奪取し決勝セットへ。ブレークを許し3-4と追い込まれたが、最後まで奮闘。ついに3ゲーム連取で大逆転を果たした。
狂気のシナリオが展開された末、合計11マッチポイントを救ったメルテンスが2-6、7-6(7)、6-4(2時間49分)の激闘を制し、このオランダ大会の決勝進出を決めた。
シンガポール大会に続く今季2冠目を狙う彼女の決勝相手は、次の試合(エレナ=ガブリエラ・ルーゼ対エリザベッタ・コッチャレット)の勝者となる。