「今シーズン、大きな大会では予定通りにいっていない」トロントでの敗退後、オージェ=アリアシムが悔しさを語る

フェリックス・オージェ=アリアシムはトロント・マスターズ1000で初戦敗退を喫した。1回戦を免除されていたカナダ人選手は、ファビアン・マロツサンに6-4, 6-4で敗れた。
世界ランク28位の選手にとって、地元大会での早期敗退は大きな失望となった。今シーズンATPツアーで2つのタイトルを獲得している彼は、記者会見でこの敗戦について語った。
「いくつかの要因が重なった結果だ。コーチとの練習試合ではないのだから、常に勝とうとする相手がいる。今回は相手が、特にコンディションへの適応という点で私より優れていた」
「皆さんもご存知の通り、風が強くてサーブがうまく決まらなかった。彼は確かにそれらの要素を私よりうまくコントロールしていた。トロントに早く到着してコンディションに慣れようとしたのに、それが活かせなかったのは悔しい」
「おそらく私は他のどの選手よりも多くの準備時間を費やしていた。こんな結果になるとは想像もしていなかった。風をコントロールすることはできないが、それは全員同じ条件だ。今更トロントのコンディションを嘆いても仕方ない」
「試合に負けるのはいつも辛いが、カナダで負けるのは特に失望が大きい。ここではできるだけ多くの試合を戦いたいから、初戦で敗退するのはいつも非常に厳しい」
「もちろん、キャリアの中で何度も経験してきた状況だが、決して慣れるものではない。特にマスターズ1000のような、グランドスラムと並んで最も戦いたい大会での敗退だから尚更だ」
「しかし今シーズンは、大きな大会で思うような結果が出せていない。今はシンシナティに向けて準備するしかない」と、彼はPunto de Breakの取材にこう語った。
今シーズン、オージェ=アリアシムはグランドスラムで2回戦を突破できておらず、マスターズ1000ではマイアミでのロレンツォ・ムゼッティ戦(3回戦)が最高成績となっている。