「女子大会の開催は素晴らしいアイデア」マレー、クイーンズ選手権での特別セレモニーに出席
ノバク・ジョコビッチとのパートナーシップを終えたアンディ・マレーは、現在引退生活を楽しんでいる。昨夏のオリンピックを最後に現役を引退したスコットランドのチャンピオンはこのほど、クイーンズ・クラブで開催された女子テニス大会のセンターコートに登場。グランドスラム3度優勝の偉業を称え、自身の名を冠した「アンディ・マレー・アリーナ」の命名式に臨んだ。
マレーはクイーンズ選手権で5度の優勝(2009年、2011年、2013年、2015年、2016年)を果たした大会記録保持者だ。ペトラ・クビトバ対ベアトリス・ハダッド・マイア戦の際、38歳の元王者は昨年自身のキャリア最後のシングルス大会を戦ったこのコートの新名称披露に立ち会った。
アレクセイ・ポピリンとの通算1000試合目(勝利)を終えた後、背中の負傷によりジョーダン・トンプソン戦で棄権せざるを得なかったマレーは、今回のクイーンズ・クラブ訪問について語った。
「本当に素敵な瞬間でした。この大会とこのコートには...たくさんの思い出が詰まっています。ATPツアーで初勝利を挙げたのもクイーンズでした。キャリアで最も多く優勝した大会です。毎年夏の初めにここに戻ってくるのが大好きです」
「ここで成し遂げた成績をとても誇りに思っています。センターコートに私の名前を付ける決断をしてくださった方々に感謝します。正確に誰がこの決定をしたのかは分かりませんが、ありがとう!」と語り、ロンドンでの女子大会復活についても言及した。
「女子大会を開催するのは brillante(輝かしい)アイデアです。ちょうどこの大会の前回優勝者オルガ・モロゾワさんと会ったばかりです。彼女は私が12、13歳の時のコーチでもありました」
「彼女が52年前(1973年)に最後の優勝者となって以来の復活とは信じられないことです。このコートでは歴史的な名勝負けが繰り広げられてきました。女子選手たちにもここでプレーする機会が与えられるのは素晴らしいことです」
「私たちには優秀な女子選手が揃っています。今週はとても良い試合が見られるでしょう。すべてがうまくいくことを願っています」とマレーはTennis Up To Dateの取材で締めくくった。