「娘と過ごす時間が前に進むためのエネルギーを与えてくれる」とスビトリナ

エリナ・スビトリナは、ツアーの確固たる存在として、ここ数年、母親としての役割とプロテニス選手としての役割のバランスを取る必要に迫られている。

世界ランク14位のスビトリナは、2025年シーズンを非常に堅調に戦った。全米オープンまでWTAファイナルズ出場権獲得の可能性を残していたウクライナ人選手は、その後失速。フラッシングメドウズではアンナ・ボンダールに初戦で敗れ、その後、ビリー・ジーン・キング杯ではジャスミン・パオリーニ率いるイタリアとの対戦で、あと5ポイントで自国を決勝に導くところで敗退した。

その後、31歳の選手は3年連続（妊娠によるツアー離脱だった2022年を含めると4年連続）でアジアツアーをスキップし、シーズンを終了することを決断。スビトリナはインタビューの中で、特に仕事と母親としての役割の間で見出そうとしている新たなバランスについて語った。

「プロテニスでは、家を離れて過ごす時間がとても長いです。そして、たとえ家にいる時でも、一日の大半をコート上やジム、リカバリーに費やしています。ほとんど一日中がそれに取られてしまうんです。テニスのため、結果を出すための大きな犠牲です。

時には、娘ともっと時間を過ごしたいと思うこともありますが、一緒に過ごす一分一秒を大切にしています。娘と過ごすこれらの時間が、前に進み、目標を達成するために必要なエネルギーを与えてくれるのです。

休息は私にとって非常に重要です。必要な用事をすべて済ませることも、ただ一人静かに過ごすこともできます。これは素晴らしい時間です。周りが騒がしくても、そこには私とノートパソコンだけがいる。それは集中するのに役立ち、平穏を感じ、エネルギーを充電させてくれます。

休息と睡眠は、今まで以上に大切にしています。時には、『役割を変える』こと、つまり、母親、妻、そしてアスリートであることが、刷新された感覚を与え、精神的にリフレッシュさせてくれることもあります。

私は常に多くの人々に囲まれています。コーチ、フィジカルトレーナー、理学療法士、母、娘のベビーシッター。全員を調整する必要があります。ガエル（モンフィス、夫）も手伝ってくれます。それは私にとってそれほど難しいことではありません。

確かに、多くの時間を要しますが、何をすべきか、いつすべきかを正確に把握していると、それはより簡単になります。そしてもちろん、様々なアプリや機器が、私の一日とスケジュールを整理するのに役立っています。

簡単ではありませんが、技術は私たちの生活を大幅に楽にしてくれると思いますし、私たちはそれを利用すべきだと思います。それは大きな責任ですが、私はプレッシャーが好きです。それが自分を成長させてくれるように感じるからです。

私の人生は非常にアクティブですが、まさにそのことが、毎朝起きてベストを尽くすための原動力となっているのです」と、彼女はここ数時間のうちに地元メディアのトリブナに対してそう語った。