「彼の怪我がなければ結果は同じだったかわからない」ボルヘス、体調不良のルードとの勝利を振り返る

全仏オープンで2度の準優勝を果たしたキャスパー・ルードは、今年は早々に大会を去ることとなった。ノルウェー人選手はヌノ・ボルヘスに2-6, 6-4, 6-1, 6-0で敗れたが、膝の負傷により最後の2セットでは全力を尽くせなかった。

世界ランク41位のボルヘスはこのチャンスを活かし、試合終盤に勢いをつけて3回戦に進出。次戦ではアレクセイ・ポピリンと対戦する。ポルトガル人選手はこの試合の流れについて振り返った。

「私は特に最初のセットで非常に苦戦しました。完全に圧倒されていると感じていました。彼はものすごい強度でプレーし、私は状況を最善の方法でコントロールできませんでした。私には手に負えませんでした。

それでも挑戦し続けると、彼の動きが少し遅くなっていることに気づきました。明らかに彼は100%の状態ではなく、怪我がなければ結果は同じだったかどうかは分かりません。しかし私は彼にとって難しい状況を作り出す必要があると理解していました。

私は自分のゲームプランを貫き、彼が抱える困難を考えるとさらに苦戦するだろうと分かっていました。試合の最初から最後まで戦い抜いたこと、そして巻き返すチャンスを作り出したことを非常に誇りに思っています。

とはいえ、今日はキャスパー（ルード）が試合全体を通して100%の状態でなかったことが幸運だったと言わざるを得ません」と、A Bolaの取材で試合後に分析した。