「本当に怖かった」モンフィス、デリエン戦序盤の転倒を語る

ガエル・モンフィスは全仏オープン2回戦へ進出した。3時間30分以上の死闘の末、フランス人選手は2セットダウンから逆転し、ウーゴ・デリエンに勝利（4-6, 3-6, 6-1, 7-6, 6-1）。世界ランキング5位のジャック・ドレイパーとの2回戦が決定した。

しかし、フィリップ・シャトリエ・コートでの夜は全く異なる展開になり得た。第1ゲーム早々、モンフィスは広告パネルに激突し、ブレークボール2つを握っていた状況でコートに転倒した。

理学療法士の診察を受けた後、感覚を取り戻すまで数分を要したが、試合終盤まで体力を維持。100％の力を発揮できなかった序盤を乗り越え、安心できる結末となった。

試合を放送したPrime Videoのスタジオで、パリのクレーコートで40勝目（フランス人選手としてヤニック・ノアの記録に並ぶ）を挙げたモンフィスはこの転倒について振り返り、試合を通じて観客からの揺るぎない支援があったと語った。

「正直、本当に怖かった。手を痛めて強い衝撃を受け、膝も少し打った。4-1になるまで時間をかけてリラックスする必要があった。背中にも影響があった」

「それに、調子は良くて第1ゲームで15-40とリードしていた。戦略も頭に浮かんでいた。これは予期せぬアクシデントの一つだ。緊張してしまったからリラックスする必要があった。自分を見失いかけた」

「そして、ここ数週間かけて積み重ねてきた練習と自分自身を信じる必要があった。持ちこたえられると分かっていたが、巡航速度を見つけ、戦術的にもうまくいき、もう少し頑張る必要があった」

「観客は素晴らしかった。いくつかのショットで成功を収め、挑戦して成功した。これが全仏オープンの魔法だ」とモンフィスは試合後に語った。