「残念ながらそれが私の現実です」— ジョコビッチやナダルとは違うと認めたズベレフがティエン戦勝利後に語った苦い本音

アレクサンダー・ズベレフは全仏オープン初戦で揺るぎないプレーを見せた。世界ランク3位のドイツ人選手はリーナー・ティエン（6-3、6-3、6-4）を退け、2回戦へ進出した。昨年大会で準優勝したズベレフにとって、このトーナメントは重大な意味を持つ。

今シーズン早々にアカプルコで同じアメリカ人選手に敗れたズベレフだったが、今回は若き対戦相手にチャンスを与えなかった。記者会見で、グランドスラム3度の準優勝者は最近の不安定な状態について語った。

「昨年はローマ大会まで何も勝てなかった。モンテカルロでは3回戦、ミュンヘンとマドリードでも同様に早々に敗退し、わずかに良い結果だったに過ぎない。その後ローマで優勝した。残念ながらそれが私の本質だ。私は波がある選手なんだ」

「私はノバク・ジョコビッチでもなければ、ラファエル・ナダルでもない。毎大会優勝したり、少なくとも決勝に進出したりできる選手ではない。調子が良い時は最高のプレーができる。それは自覚している」

「しかし不調時の落ち込みは、他の選手や世界トップ選手たちよりもはるかに深刻だ。私はこの現実を受け入れた。私のテニスはそういうものなんだ」

「ただ願わくば、この2週間で誰よりも高いピークに達したい」とズベレフはThe Tennis Letterに語った。2回戦ではデ・ヨングと対戦し、3回戦進出をかけて戦う。