鄭、サバレンカを下しローマで準決勝進出
Le 14/05/2025 à 19h03
par Jules Hypolite

7度目の対戦で初めて、鄭欽文がアリーナ・サバレンカを攻略した。WTA1000ローマ大会の準々決勝で、中国の鄭は世界ランク1位の選手を6-4、6-3で1時間30分強の試合で圧倒した。
これまでの対戦成績0勝6敗(3月のマイアミでも敗北)と苦手意識があった鄭にとって、マドリード優勝後9連勝中のサバレンカは最大の試練となるはずだった。
しかしベラルーシ人選手は、第3ラウンドでケニンに第1セットを奪われるなど不安定さを見せ、続く16強戦でもコスチュクに苦戦するなど調子に波があった。
鄭は試合開始早々から最大の武器であるサーブを武器に、第1サーブ後のポイント獲得率82%を記録。第1セットを1回のブレークで奪取すると、第2セットも早々にリードを築いた。
正確無比な鄭のプレーに苛立ったサバレンカは自滅を繰り返し、ミスが増加。
第2セット4-3で2つのブレークポイントを許す場面もあったが、鄭は冷静に対処。2度目のマッチポイントで試合を決め、サバレンカに対するキャリア初勝利、そして2024五輪のスワテク以来となる世界1位選手への2勝目を挙げた。
ローマ大会で初の準決勝進出を果たした鄭は次戦でココ・ガウフと対戦。五輪金メダリストは、2012年の李娜以来となるローマ大会ベスト4入りを果たした中国選手2人目の快挙となった。