「この男は絶対にうまくなると思っていた。何にも動じないから」—キリオスが語るシナーについて
ニック・キリオスはテニス界の異色の存在だ。ATPランキングでトップ15入りした経験を持つオーストラリア人選手は、2022年以降頻繁に負傷し、この3年間で出場したトーナメントは多くないが、今も話題の中心にいる。
2024年3月にヤニック・シナーがクロステボールの陽性反応を示したと発表されて以来、キリオスはこのイタリア人選手（彼にとって好ましい存在ではない）について、メディアやSNSで次々と発言を続けている。
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年初に3か月の出場停止処分を受けたシナーはその後ATPツアーに復帰し、ローマ大会、全仏オープン、ウィンブルドン（この日曜日にアルカラスと対戦）で決勝に進出した。30歳のキリオスはTalkSportで、ここ数年におけるシナーとの関係の実態について語った。
「面白いことに、出場停止が決まる前は俺たちは良い関係だった。対戦した時も全てが順調だった。2022年のマイアミではまるで動物園みたいな状況だった！俺は3回警告を受けて、失格寸前だった。笑える話だよ、あの試合で俺は完全にキレてたんだ。観衆はサッカーの試合みたいに騒いでたのに、シナーはただ静かに座ってた。何もなかったかのようにね。あの時、この男は絶対に大成すると思った。メンタルが既に強すぎて、何にも動じないからだ。すごく冷静だった。俺の罠にも引っかからなかった。実際、出場停止前までは良い関係だったんだ。でも今は、多分もう二度と口を利くことはないだろうな」とキリオスは告白した。彼はこのところ、ワシントン大会（過去2度優勝している）での復帰を控えている。
Dernière modification le 12/07/2025 à 09h16
