アルカラス、ウィンブルドンで3年連続の決勝進出
アルカラスはウィンブルドン準決勝でフリッツと対戦。スペイン勢は直接対戦で2勝0敗とリードしていた。
22歳の選手は初ゲームから早速相手のサービスをブレイク。アメリカ人選手はこのブレイクを挽回できず、アルカラスが堅実に6-4で先取した。
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第2セットは5-5まで接戦が続いたが、世界ランク2位の選手が集中力を切らし、最後の2ゲームを失う。世界5位の選手がグランドスラム5勝経験者をこの試合初めてブレイク。ここ数年でファーストサーブが着実に進化している22歳は、この日の試合でもファーストサーブ成功率88%と重要なポイントを多数獲得した。
第4セットは第1・第2セット同様に激しい展開となり、双方がサービスゲームを堅守。全43ゲーム中19ゲームがラブゲーム、デュースに至ったのはわずか4ゲームのみ。この数字は両者のエース数(アメリカ人19本、スペイン人13本)が物語っている。
激しいタイブレークの末、エル・パルマール出身の選手は重要な局面での強さを発揮。2つのセットポイントを救い、逆にマッチポイントを奪取。4ポイント連取で8-6のタイブレークを制し、2時間49分の死闘を6-4、5-7、6-3、7-6で締めくくった。3年連続の決勝進出を果たし、ジョコビッチ対シナーの勝者と決勝で対戦する。
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