アルカラズ、レヘツカに揺るぎなく勝利し全米オープン準決勝へ
ここ数週間絶好調のカルロス・アルカラズは、ニューヨークで自身初のグランドスラムを制してから3年後、全米オープンでの2度目の戴冠を目指している。
スペイン人選手は男子シングルス準々決勝の幕開けをイジー・レヘツカとの対戦で飾った。昨年は2回戦で敗退した世界ランク2位のアルカラズは、本大会ではまだ1セットも落としておらず、オペルカ、ベルッチ、ダルデリ、リンデルクネヒを揺るぎないプレーで退けている。
一方、世界ランク21位のレヘツカは、自身初の全米オープン準々決勝進出までに、対戦相手よりもやや多くの紆余曲折を経験してきた。2023年全豪オープンに続くキャリア2度目のグランドスラム準々決勝で、チェコ人選手は、直近7大会すべてで決勝進出を果たしているアルカラズを倒す必要があった。
しかしアルカラズは連勝記録を更新する意志を固くしていた。試合開始当初から足元が軽く、スペイン人選手は初回ゲームで早くもブレークを決めた。22歳の選手はこの試合でブレークポイントを一度も許さない堅実なサービスゲームを展開し、すぐに主導権を握った。
第2セットでも開始早々に対戦相手のサービスゲームを破り、元世界ランク1位の選手は素早く2セットを先取した(試合時間1時間17分)。その後レヘツカは第3セットで粘り、より安定してサービスゲームをキープしたが、この日のアルカラズは明らかに一枚上手だった。
スペイン人選手は第3セットの4-4という最も重要な場面でブレークを決め、4度の対戦で3度目の勝利を収め準決勝進出を果たした(6-4, 6-2, 6-4、試合時間1時間55分)。アルカラズは次戦でノバク・ジョコビッチとテイラー・フリッツの勝者と対戦する。
全米オープン5度目の出場で3度目となる準決勝進出をフラッシングメドウズで果たしたアルカラズは、2022年の優勝時とその翌年(ダニイル・メドベージェフに敗退)にも同じステージに進出している。
Lehecka, Jiri
Alcaraz, Carlos
Djokovic, Novak
Fritz, Taylor