オージェ=アリアシム、デミナールとの予測不能な試合を制し全米オープンベスト4進出
Le 03/09/2025 à 20h14
par Jules Hypolite

フェリックス・オージェ=アリアシムが、4年ぶりに全米オープンの準決勝進出を果たした。カナダ人選手はアレックス・デミナールに4-6, 7-6, 7-5, 7-6で勝利。両者とも最高のプレーとは言えない内容だった。
緊張に苛まれたデミナールは自身の不出来なプレーを後悔するだろう。世界ランク8位の選手はキャリア6度目となるグランドスラム準々決勝進出を果たしていたが、ついにこの壁を越える絶好の機会を逃した。
第1セットを7ゲーム目でのブレークで制したものの、オーストラリア人選手はサービスゲームで苦戦。試合全体でのファーストサーブ成功率はわずか42%に留まった。非常に不安定なプレーながらも、第2セットのタイブレークでは2セット先行するチャンスボールを2度も握りながらそれを逃した。
チャンスを逃したデミナールはその後スコアで後塵を拝し、試合の主導権を奪い返すことができなかった。第4セットで5-2とリードを築いたものの、シドニー出身の選手には十分ではなく、対戦相手にセットを奪い返され、結局4時間9分に及んだ準々決勝を落とすこととなった。
前2試合(ズベレフ戦、ルブレフ戦)ほどの輝きはなかったものの、オージェ=アリアシムはアーサー・アッシュ・スタジアムでのこの心理戦をより巧みに乗り切った。
51本のウィナーと22本のエースにより、フラッシングメドウズでの2度目の準決勝進出を決めた。次戦の相手は優勝候補のヤニック・シナーもしくはロレンツォ・ムセッティとなる。