ブルックスビー、ヒューストンでATPツアー初タイトルを獲得

世界ランク507位の予選勝ち上がり選手、ジェンソン・ブルックスビーが今週日曜日にATP250ヒューストン大会で優勝を果たした。24歳のアメリカ人選手は決勝で同胞のフランセス・ティアフォーを2セット（6-3、6-2）で圧倒した。

ドーピング検査3回の不履行により2年間の出場停止処分を受けていたブルックスビーは、今年初めの全豪オープンで競技復帰を果たしていた。ランキングなしの状態から、招待選手としてチャレンジャーツアーを経て徐々に競技レベルを回復。インディアンウェルズでは3回戦（当時）まで進出し、後に優勝するジャック・ドレイパーに敗れている。

ヒューストン大会では予選を勝ち上がった後、本戦で激闘を展開。2回戦でアレハンドロ・タビーロにマッチポイント3つを救い、昨日の準決勝ではトミー・ポールからもマッチポイント1つを挽回する粘りを見せた。

ティアフォーとの決勝では、テキサスのクレーコートでその才能を遺憾なく発揮。第1セットを締めくくる見事なハーフボレーや、第2セットでブレークを決めた美しいバックハンドのパッシングショット（下記動画参照）で試合を完全に支配した。

無敵の強さで、ニューポート、ダラス、アトランタでの3度の決勝敗退を経て、メインツアーでのキャリア初タイトルを獲得。ATPランキングで335位急上昇し、172位でトップ200に返り咲くことになる。