ローマでは、ズベレフは「ここで勝つことがどういうことかわかっている」と自信を見せている。

ステファノス・チチパスとともに、ズベレフはイタリア・タイトルの最有力候補に挙げられている。アレクサンダー・ズベレフは、ローマの大混戦に乗じて、シーズンを再び軌道に乗せることができるだろう。

ユナイテッド・カップ優勝、全豪オープン準決勝、インディアンウェルズ準々決勝、マイアミ準決勝と素晴らしいシーズンスタートを切ったズベレフだが、クレーコートではやや苦戦している。ローラン・ギャロスでの3度の準決勝（2021年、2022年、2023年）やマドリッド（2018年、2021年）、ローマ（2017年）でのタイトルのように、このサーフェスで良いプレーをすることに慣れているドイツ人は、もっと良いプレーをする必要がある。イタリアに到着する前、世界ランキング5位はクレーコートでかなり不本意な戦績を残していた（6試合で3勝）。

しかし、このドイツ人右腕は今大会で非常に堅実なスタートを切っている。1セットも失うことなく準々決勝に駒を進めたことで、このドイツ人プレーヤーはATPサーキットから好感を持たれているかもしれない。準決勝（今週水曜日、午後8時30分まで）でテイラー・フリッツと対戦する前、サシャはライバルたちに警告を発していた。彼は、フォロ・イタリコでの勝利がどんなものか知っている。「クレー・シーズンには多くのことを期待していたし、最初の数大会はうまくいかなかった。でも、今はローマで心地よくプレーできている。ここで勝つということがどういうことなのか、以前にも経験済みだからね。僕のテニスはこのコンディションによく適応しているし、ボールのペースもいいし、脚力もあるように感じるよ」。