「まるで芝のコートでプレーしたことがないようだった」—ウィンブルドン敗退後に落胆したムゼッティ
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ロレンツォ・ムゼッティはウィンブルドンで初戦敗退を喫した。昨年ベスト4に入った世界ランク7位のイタリア人選手は、全仏オープンでカルロス・アルカラスとの準々決勝で脚の負傷により途中棄勝したばかりで、芝コートの準備期間中に一切試合を消化しないままロンドン入りしていた。
予選通過者のニコロズ・バシラシビリに結局2-6, 6-4, 5-7, 1-6で敗れたムゼッティは、敗戦後の記者会見で昨年の好成績を再現できなかったことへの落胆を隠せなかった。
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「大会に臨むにあたって、テニスのレベル的にも体調的にも全く良い状態ではありませんでした。こんな試合を戦うのに必要なエネルギーがなく、十分に動き回れませんでした」
「まるで芝のコートでプレーしたことがないようだった。率直に言って、私のプレーレベルは非常に悪かった」とムゼッティはTennis World Italiaの取材で語った。
ウィンブルドン
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