ロディックがアルカラスのプレーを分析:「スーパーパワーも使うタイミングを誤れば弱点になる」
アルカラズはマイアミで初戦のゴファンに敗れた(5-7, 6-4, 6-3)。この敗戦はスペイン人選手のプレーに潜む不安定さを浮き彫りにした。
Punto De Breakが伝えたロディックのコメントによれば、世界ランク3位の選手についてこう語っている:
「彼のムラのあるプレーは、かえって共感を生む。彼がほぼリアルタイムで次の選択肢を考えているのが透けて見えるほどだ。
今でも、調子が悪いと感じているとき、彼の解決策はさらに攻撃的になることだ。完璧にプレーできていないとき、彼が求めているのはより一層の攻撃性だと感じる。
私がアルカラスに望むのは、試合開始から最初の6ゲームは『相手の足を止める』ことを目標にコートに立ってほしいということだ。
自分のボールが相手より重いことを証明しろ。最初の6ゲームで相手にウィナーを取らせるように仕向けろ。」
しかし、ロディックによればアルカラスの卓越した能力自体が問題になる場合もあるという。特に適切なタイミングで発揮されないときだ:
「カルロスは相手に主導権を握られるのが好きではないと思う。彼は自分が主導権を握るのが好きだ。それが彼のスーパーパワーだ。だが時として、スーパーパワーも使うタイミングを誤れば弱点になり得る。
彼は10~12球のラリーを楽にこなせる能力がある。相手に逃げ場がないことを知っているからだ。彼は非常にスピードがあり、ショットに大きな力を込められる。
しかし、あらゆるプレーの選択肢を持つことで、おそらく彼にとっては全てが退屈に感じられるのだろう。たとえ時には退屈する必要があると思っていても。
最後に、カルロス・アルカラスに対抗して賭けたいなら――特に今のように予定通りにいっていない時期なら――これがチャンスだ。」