「一瞬も自分を疑わず、すべてを出し切ろうとした」アルカラズが決勝第3セットを振り返る
le 09/06/2025 à 07h13
カルロス・アルカラズは、ヤニック・シナーを5セット目のタイブレークで破った劇的な決勝戦後、記者会見に臨んだ。
0-2のセットカウントから逆転した心境について問われると、当時の精神状態を説明した。
Publicité
「私は絶え間なく戦い続ける必要があった。自分を信じることが必要だった。第3セット初めにブレークされた時、全てが彼のペースに思えた。それが第3セット開始時の私の感覚だった」
「その考えを頭から追い出し、ひたすら戦い続けるよう努めた。どんな状況でも――リードされていようが、5セット目のスーパータイブレークであろうが――常に『この瞬間に全てを出し尽くさなければ』と自分に言い聞かせている」
「ミスを恐れず全力を尽くす時が来たと思った。今日は自分を信じることが全てだった。一瞬も自分を疑わず、すべてを出し切ろうとした」
「最後の1点を取るまで試合は終わらない。マッチポイントを握られる場面もあったが、グランドスラム決勝や他の試合でマッチポイントを救い逆転した選手は数多い」
「私はグランドスラム決勝でマッチポイントを救い、最終的に勝ち抜く選手の一人になりたかった。常にそれを信じている。あのマッチポイントを救った瞬間でさえ、自分を疑ったことはない」
「1点1点に集中した。ただ1点取り、また次の1点を取り、試合を繋ぎ、信じ続けることだけを考えていた。それが私の思考だった」
全仏オープン