シナー、ルードに無慈悲な勝利でローマ準決勝進出

今日のヤニック・シナーを止めるものは何もなかった。世界ランク1位のシナーは、復帰後4試合目となるこの試合でキャスパー・ルードを6-0、6-1のストレートでわずか1時間3分で圧倒した。

ナボーネ、デ・ヨング、セルンドロに勝利したシナーは、この日マドリード優勝者のルードに挑んだ。ノルウェー勢のクレーコートでの経験が期待されたが、ローマのセンターコートでは全く通用しなかった。

世界1位は最初のセットを6-0で奪うのにわずか28分しか要さなかった。華麗なラリーでルードを圧倒し、シナーはこのセットで相手にたった6ポイントしか与えなかった。

テニスの見本のような試合は第2セットでも続き、シナーは早々にブレークを決めた。ルードが最初のサービスゲームを獲得したのは第9ゲームになってからで、ダブルブレークの危機を何とか凌いだときだった。

試合のあらゆる面で圧倒された世界7位のルードは、この試合で自らのペースを作ることはできなかった。一方のシナーは完璧なパフォーマンスを発揮：22のウィナーに10の直接ミス、ファーストサーブ後の得点率78%、9つのブレークチャンス中6つを成功させた。

こうしてイタリアのシナーはキャリア初のローマ大会準決勝に自信を持って進出する。準決勝では、同日早くにフベルト・フルカチュを破ったトミー・ポールと対戦する。